Home > 経営者インタビュー > アチーブメント株式会社 代表取締役社長 青木仁志
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経営者インタビュー

当社は人材教育コンサルティング事業を基軸として出版、飲食と様々な事業を展開しています。核となる仕事は、教育を通して人と組織の成長を創り出すこと。具体的には、「選択理論心理学(アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士により提唱された、最先端の心理学)」をベースとする高品質の人材教育を通じて、よりよい人間関係を築くための研修プログラムや、個人と組織の目標達成のコンサルティングサービスを提供するのが、私たちの仕事です。

クライアントは多岐にわたっており、個人向けに対しては、メディアで話題の経営者や業界トップクラスのビジネスマン、世界を目指すスポーツ選手から学生や子どもに至るまで幅広い対象に対してサービスを提供していますし、法人向けには大手上場企業から中小ベンチャー企業、大学や公的機関などにもサービスを提供しています。中でも、社会人向けの戦略的目標達成プログラムは、19年間継続して提供しているアチーブメントの主要プログラムで、弁護士や医師、経営者などのエグゼクティブに対して、研修とパーソナルコンサルティングを提供しています。これまで22,000名以上のお客様を、事業の拡大、収益の向上、生産性の増加、人間関係の良好化というようにして、目的・目標達成の人生へと導いてきた実績があります。

そして近年では、書籍や食の提供を通しても、人々の人生の質の向上に寄与していきたいという想いから、出版そして飲食事業へと事業領域を拡大しています。

 

氏名

青木仁志 Satoshi Aoki

出身地

北海道函館市

私の好きな言葉

「一日一生(内村鑑三)」、「理と利の統合」

私の嫌いな食べ物

シャコ

著書

計31冊 「一生折れない自信の作り方~実践編~」はシリーズ10万部突破

愛読書

ウィリアム・グラッサー『選択理論』

訪れたことのある国

香港、台湾、マレーシア、中国、アメリカ、ヨーロッパ、エジプト、マチュピチュなど。ベトナム・カンボジアの後発発展途上国の躍動感が好きですが、いちばん好きな国は日本です。

尊敬する人

ウィリアム・グラッサー氏、三浦雄一郎氏、妻の両親

習慣にしていること

毎週月曜日、息子に料理を作ること

これだけは譲れない!

自分自身の仕事に対するプライド。世のため人のためにならない仕事は受けません。

 
経営者インタビュー

私たちの会社の企業理念『上質の追求』には、「私たち自身が社会にとってモデルとなる組織でありたい」という想いが込められています。お客様にベストな商品を提供し、社員の物心両面の幸福を追求し、納税によって社会を豊かにする。個人においても企業においても、このように上質を追求する主体が増えることで、必ずよりよい社会が実現できると考えています。

いま、現代社会は多くの課題を抱えています。そんな中で私が当社を創業した大目的は、いじめや差別のない社会の創造にありました。この社会を構成しているのは一人ひとりの「人」であると考えると、問題を根本的に解決していくには「人」の変化を創り出すことこそが最も重要であり、それが「教育」なのです。私は、「教育とは人の幸せを創り出すものであるべき」だと考えています。

そして、その際に重要となるのが、先ほど申し上げた「選択理論心理学」なのです。選択理論心理学は、従来の心理学である外的コントロール心理学によく対比される、内発的動機付けを核とした心理学です。

外的コントロール心理学とは、人を「外からの刺激によって動かされる存在」と考え、脅したり、罰したり、批判したり、ガミガミ言ったり、褒美で釣ったりというように、人を外から変えようとしていく考え方です。たとえば、家庭・学校・職場において外的コントロールを使うと、人間関係に葛藤が引き起こされてしまいます。そうすると互いに関わりを持ちにくくなり、人間関係に問題が生じ、不幸になっていくものです。これに対し、そういった従来の外的コントロール理論とは正反対の内的コントロール理論、つまり人を「内なる願望によって動かされる存在」と考え、信頼し、受容し、傾聴し、支援するというような、人が内側から動機付けられる関わりを実践できる人間関係を創り出していこうという考え方があります。それがまさに選択理論心理学の考え方なのです。私たちは、外的コントロールにまみれた社会のOSを選択理論心理学に変えていきたいと考えています。そうすれば、人間関係の様々な問題が取り除かれ、愛に充ち溢れた社会の創造が実現できるのです。

私たちにとって、利益の獲得は目的ではなく、あくまでも結果です。お客様の問題解決の際によきパートナーであれば、口コミで当社の働きは広まっていきます。医療や音楽のように、優れたもの・優れた考え方は国境を超えます。それと同様、私たちも信頼されるコンサルタントの育成と、良質なプログラムの展開によって、社会に広く存在を認知してもらい、世のため、人のための活動を発信していきたいのです。

経営者インタビュー

アチーブメントが世界最高峰を目指すうえで今最も必要なのは、「志を同じくし、ともに道を切り拓く仲間」です。私は新しく社員を採用する時、「親御さんから大事なお子さんを預かるのだ」と考えます。その責任を感じるからこそ、私は社員を家族と同じように思い、接しています。

まず入社して大事なことは、感謝の気持ちやホスピタリティといった、当社の事業を推進するに当たって不可欠なマインドを形成していくことにあります。元々そういった資質の高い人材を採用しているわけですから、しっかりとそれを仕事の中で育てていきます。まずは、「自分は何を求めているのだろう」という問いかけを持つことから始まり、視野を徐々に広げてもらいます。「上司や仲間は、自分に何を求めているだろう」「お客様は、自分に何を求めているだろう」、そして「ステークホルダーや社会は、自分に何を求めているだろう」という視点を獲得することができたら、そこがアチーブメントで活躍する社員としてのスタートライン。その時に社員は、当社の事業を通じて社会貢献をしたい、と心から思える人材に成長していくのです。

今、当社は100人規模の成長企業です。役職がある社員ほど忙しく、みんな多忙な日々を送っています。なぜ忙しいかと言うと、当社にはお客様が待っているからです。そのうち87.5%は口コミやご紹介によるお客様。信頼してくださっているお客様に、私たちはさらなる感謝と信頼をもって応える必要があります。良い会社とは成長する会社であり、関わるすべての人の成長を促す会社です。十年一日ではなく、すべての人に成長と感動を創り出せる会社になるため、私は社員教育に力を入れていますし、社員もそれを受け止めてくれています。世界で最も人づくりのできる会社、最もお客様の悩みの解決に親身になれる会社として、「できることを誠実に行う人材の集合体」を創りたいと思います。40期には500名体制を敷き、100億円企業に成長することを目指しています。頑張っている社員には誠実に恩返しをしていきたいですし、一人ひとりが常に高い志を持ち続けられる会社で在りたいですね。

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私が3歳の時、両親が離婚しました。その当時数えきれないほど厳しい経験をし、母親に会いたい気持ちが募りました。17歳の春、とうとう家出同然で義母のもとを飛び出し、私は北海道から青函連絡船に乗って上京したのです。あの時の上野駅の空気、アナウンスなど、今でもありありと思い出せます。そして職務スキルも経験もない私は、そのまま八王子の鉄工所で雇ってもらい、溶接工として勤めることになりました。

半年ほど経ったある日、いつもどおり働いていると、一人の女性が鉄工所に訪ねて来ました。それは私を探して来た実母でした。私が一葉だけ祖父に出した「探さないでくれ」というハガキの消印を頼りに、都下の鉄工所を片っ端から渡り歩いて、母が私を見付け出してくれたのです。私の人生に、光が見えたのはこの時が最初だったかもしれません。生きていていいんだ、この世に存在していていいんだという確信が得られたのでした。

以来、母と暮らすことができるようになって、私たちは二人で喫茶店を始めました。やがて、喫茶店に箸の納品で来ていた社長がキャデラックに乗っているのを「カッコいい」と思い、その社長のもとで働かせてもらうことになったのですが、この人が面倒見のよい人で、とことん礼儀や営業を叩き込んでくれたのです。その後起業を経て、24歳の時に国際的企業ブリタニカへの転職を決意しました。そこで私は営業の才能を開花させ、トップセールス、トップマネジャーとして昇り詰めました。29歳でコンサルティング会社にヘッドハンティングされ、私はそこに勤めた3年間で、収益を7倍にまで上げて役員になりました。そして、32歳でアチーブメントを創業し、現在私は55歳。55年の人生のうち22年間は本当に苦しく辛い日々でしたが、何事も土台が肝心です。深い礎(いしずえ)の分だけ、建物は高くそびえられる。「あらゆる生き物は逆境で成長し、順境で衰退する」と言われるように、逆境を乗り越え続けることで、これからもっともっと良い人生を生きていきたいですね。

経営者インタビュー

就職活動の際には、企業理念への共感度で会社を選んでほしいと思います。社会に必要な事業を行う会社は、社会がその規模を大きくしてくれます。当社は社会に大きくしてもらって、ここまで来ました。我々は将来、大企業になる中小企業です。しかし、大企業になるのをただ待っているわけではありません。待っているお客様のため、社会のために、必要な教育を真剣に提供していくのです。将来のビジョンに向かって、ハードに成果にこだわり、目の前の努力をしっかりと積み重ねていく社風です。自分の成長、お客様の成長、後輩の成長、会社の成長に貢献する日々にやりがいを見いだせるなら、当社での仕事にとても意義を感じられるはずです。

また私たちは、就職活動を恋愛ではなく、結婚と同じくらい真剣に考えています。ですから、入社志望者とも誠実に向き合います。そして入社してくれた人に対しては「当社を選んでくれてありがとう」と、心から思えるような採用活動をしています。私が皆さんに心から伝えたいことは、「人は誰でもよくなれる。そして人は変われる」ということです。ただしそのためのスイッチは、あなたの心の内側にあります。アチーブメントという成長空間で是非、自分自身の理想を実現してください。

17歳

高校を中退し、実母を探しに単身上京を決意

24歳

国際企業ブリタニカに入社。トップセールス、トップセールスマネジャーとして活躍

29歳

能力開発コンサルティング会社にヘッドハンティングされ、転職を決意。3年間で会社の売上を7倍にし、取締役に就任

32歳

アチーブメント株式会社創業

38歳

日本選択理論心理学会常務理事に就任

55歳

法政大学大学院政策創造研究科客員教授に就任